テレビ・ドラマを「字幕」つきで見るのは、耳が遠くても楽しめる最高の手段だと思います。
私は突発性難聴で右耳の聴力をほとんど失って、半分残った左耳の聴力を頼りに生活しています。
聴力が足りないのであれば、「補聴器」を付ければすむことだろうと、簡単に考えてもらっては困ります。
耳が不自由な人というのは、単に入ってくる「音」を大きくしただけでは、話の内容を理解できるまでには至りません。
耳の不自由な人は、「聴覚情報処理障害」が伴うことが多く、大きな声で、ゆっくり話してくれないと、理解できないのです。
私も両耳に「補聴器」を付けて、頑張って話を聞こうと努力していますが、日常会話というものは結構早口でしゃべるんですね。聞き取れずに、会話に付いていけません。
私はテレビで「ドラマ」を観るのが好きです。
「補聴器」を付けて、聞き取れる部分だけをつなぎ合わせても、ストーリーは理解できません。
(大音量で聞けば理解できるのかもしれませんが)
だから私は、必ず「ビデオ」に録って、「字幕」を出して、一人で観ることにしています。
誰にも気兼ねせずに好きな時間に「ドラマ」を観ることができるからです。
考えるに、
「字幕」というのは、「補聴器」にできないことを「補充」してくれます。
最近では、ほとんど全ての「ドラマ」に「字幕」が付いていますが、「字幕」を入れる仕事って大変だろうなと考えてしまいます。
「AI自動字幕」みたいなソフトがあって、言葉を文字に変換しているのでしょうか?
完璧な変換はできないでしょうから、機械が変換したものを「人」が修正しているのかもしれませんね。
頭が下がります。
「字幕」のおかげで、助かっている人が大勢いらっしゃると思いますよ。
「AI自動字幕」が改良されて、100%に近い変換が可能になり、なおかつ「スマホ」等にダウンロードできたら、日常会話もスマホの画面の「字幕」を見ながら楽しく「会話」ができる時代もくるかもしれません。