ロックやブルース、ジャズとも違う、何とも言えない心地よい音楽です。
もともとはヨーロッパの「詩」の様式に音楽がつけられたもので、曲の途中に「サビ」が加わった「音楽様式」もこの「バラード」から始まったそうです。
「バラード」といえば、ゆったりしたテンポにきれいなメロディラインがついた「ラブソング」という「イメージ」ですが、最近では「リズム」を重視したテンポのある「曲」も一応「バラード」と呼ばれることが多いように思います。
プレスリーやビートルズ、ローリング・ストーンズのような「ロック」色が強いミュージシャンでも、ドキッ!とするようなすごい「バラード」を残しています。
プレスリーの「ラブ・ミー・テンダー」、ビートルズの「イエスタデー」、ローリング・ストーンズの「アズ・ティアーズ・ゴー・バイ」など。
彼らが一流であるのは激しい「ロック」の中に時折見せる美しい「バラード」が一役買っているような気がしてなりません。
私も「曲」を作るのが趣味で、適当に浮かんだ「メロディー」をつなぎ合わせてやっていますが、時々、無性に「バラード」なるものを作りたい衝動に駆られます。
そのために、まず「詩」を書いてみました。
かなり無理のある「詩」です。
きらめく夕凪 果てしなく 広がる
この海より大きな愛であなたを包んであげたいあなたの優しいささやきが聞こえる
どんなに遠く離れていても あなたの声が聞こえる二人のこの道は 二つに分かれて
それぞれの道を歩き始めたけれど
いつかは必ず一つに戻ることを信じて
その声が導く方へ 歩いて行こうあなたに会いたい 今すぐに会いたい
今の私の想いのすべてを あなたに伝えたいからああ この道を行けば きっとあなたに会える
信じることが二人の愛のたった一つの証だから
愛は迷路のようにいくつもの道に分かれ
確かな道は一つだけ 愛を信じること
「イエスタデー」のように、Aメロ、Aメロ、サビ、Aメロ、で作り始めたのですが、結局、A、A、B、C、D のような形になってしまって、この「詩」にメロディーを乗せるのに苦労しました。
でも、何とか「完成」したので、また「自己満足」しています。