The Way We Were(追憶)から英語を学ぼう

The Way We Were」に『追憶』という邦題がついています。

この歌から英語のかっこいい表現を拾ってみましょう。

「The Way We Were」から学べる英語

<関係副詞>

まず、「タイトル」の「The Way We Were」というのは、「関係副詞」の文法です。

関係副詞には、
 1)(the place) where (場所)
 2)(the time) when (時)
 3)(the reason) why (理由)
 4)(the way) how (方法)

などがありますが、the way we were は4)の(方法)を使った「関係副詞」です。

the way を先行詞にした「関係副詞」の例をあげると、

the way he solved the problem

彼がその問題を解いたその方法

本来は、関係副詞(how)を用いて、「the way」という先行詞にかけると、

the way (how) he solved the problem となりますが、

the way how という形は使えなくて、the way か how のどちらかを省略しなければなりません。

「way」には、道、方法の意味のほかに、「状態・様子」という意味があります。

The way we were

私達が以前そうであった様子

ここでの「the way」は「状態/様子」の意味で、「we were(私たちが以前そうであった)」の部分が「way」にかかっています。

今は別れてしまったカップルが一緒に暮らしていた過去の様子」のことを思い出すという内容の「歌詞」です。

 

<y で終わる語の「複数形」>

Memories light the corners of my mind
思いでが私の心の片隅を照らす

By Marvin Hamlish & Alan Bergman

「 y 」で終わる名詞の複数形は次のことに注意します。

1)「 y 」の一つ前が「母音」の場合、そのまま、「s」をつける。

    boy(少年) ー boys    toy(おもちゃ) ー toys

2)「 y 」の一つ前が「子音」の場合、「 y 」を「 i 」にかえ、「 es 」をつける。

    memory(思い出) ー memories   city(街) ー cities

 

<「名詞」に ed は「~を持っている」」>

Misty water-colored memories
淡い水彩画のような思い出が

Of the way we were
二人が一緒だった頃の

By Marvin Hamlish & Alan Bergman

「名詞+ ed 」の形で、「~を持っている」という意味を表します。

one-eyed Jack
片目のジャック

a left-handed man
左ききの男

water-colored memories
水彩画の思い出

 

<「過去分詞」1語で名詞を修飾>

Scattered pictures
あちこちに貼られた写真

By Marvin Hamlish & Alan Bergman

scattered pictures
散りばめられた写真( scatter は「散りばめる」

2語以上で「名詞」にかかる場合は、後ろに置きます。

pictures taken by Tom
トムによって撮られた写真

 

<「関係代名詞(目的格)」の省略>

Scattered pictures
あちこちに貼られた写真

Of the smiles we left behind
私達が残してきた微笑みばかり

Smiles we gave to one another
お互いに交わしあった微笑みね

For the way we were
あの頃のために

By Marvin Hamlish & Alan Bergman

the smiles (which) we left behind
私たちが置いてきた微笑み

smiles (which) we gave to one another
私たちがお互いにかわした微笑み

 

<It ~ that の構文>

Can it be that it was all so simple then?
あの頃はそんなに単純だったのかしら?

By Marvin Hamlish & Alan Bergman

Can it be that 「that 以下ってことはあるの?」

 

<現在完了>

Or has time re-written every line?
それとも時がすべて書き換えたのかしら?

By Marvin Hamlish & Alan Bergman

have ( has ) +「過去分詞」で表現されます。

time has re-written every line
時がすべての行を書き換えてしまった

 

<仮定法>

If we had the chance to do it all again
もしもう一度やり直せるのなら

Tell me, would we? Could we?
教えて、できるの?

By Marvin Hamlish & Alan Bergman

仮定法の基本形は、if の中が、「過去形」、if の外が「助動詞の過去形」になります。

If we had the chance to do it all again, could we ( do it all again)?
やり直すチャンスがあるなら、やり直せるの?

 

<to ~ to の構文>

Memories
思い出は

May be beautiful and yet
美しいものかもしれないけど

What's too painful to remember
思い出すには辛すぎるものね

By Marvin Hamlish & Alan Bergman

「とても~なので~できない」という意味の構文です。

what's too painful to remember
あまりに痛々しすぎて思い出せない

 

<不定詞の名詞的用法>

We simply choose to forget
だから私達は単に忘れるほうを選ぶの

By Marvin Hamlish & Alan Bergman

 

<It ~ that の強調構文>

So it's the laughter we will remember
だから笑っている思い出よ 私達が覚えているのは

By Marvin Hamlish & Alan Bergman

強調したい語を Is is ~ that に置いて、残りの文を that 以下に書きます。

歌詞の文は

We will remember the laughter の the laughter を強調しています。
( that は省略サれています。)

It ~ that の強調構文で、「動詞」を強調することはできますん。

Whenever we remember...
思い出すときはいつでも

The way we were...
あの頃の私達を

The way we were...
あの頃の私達を

By Marvin Hamlish & Alan Bergman

いかがですか、素敵でしょう?

 

 

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