ジェームズ・テイラーの「YYou've Got A Friend(君の友達)」は1971年に発表された曲で、作詞・作曲はキャロル・キングです。
とても分かりやすい英文で書かれているので、英語を学ぶのに適した「詩」だと言えます。
「落ち込んでいる」表現
When you’re down and troubled
and you need a helping hand
and nothing, nothing is going rightCarol King
君の心が沈んで、苦しくて、
助けが必要なとき、
そして何事もうまく行かないとき
● down (形容詞)心が沈んでいる
● troubled ( trouble の過去分詞 )
trouble は「困らせる」という意味の他動詞なので、自分が「困っている」状況は、受け身(過去分詞)を用いる。
● need a helping hand(助けの手を必要としている)
● Nothing is going right. (何事もうまく行かない)
go right は「よい方向に向かう」「うまくいく」という意味。反対は go wrong
簡単な表現で「困っている」は、上記のほかに、
I'm in trouble.
I have some trouble.
I'm in need.
等があります。
タイトルの「You've Got A Friend」は「You Have A Friend」と同じ意味です。
つまり、「have got」=「have」ということです。
この歌の途中にこういう表現も出てきます。
Winter, spring, summer or fall, all you’ve got to do is call
Carol King
冬でも、夏でも、秋でも、春でも、君は呼びさえすればいい
< all you have to do の構文 >
all you have to do は「あなたがしなければならない全て」という意味です。
have は「 have got 」と表現されることが多く、all you've got to do でも同じことです。
この文は、主語として使われると、「補語」の to はほとんど省略されます。
All you've got to do is (to) call
allは「それがすべてだ」という意味なので、「~しなえすればよい」ということになります。
したがって、
All you've got to do is (to) call
「君は呼びさえすればよい」と訳せます。