もう何年前のことだろう。
私が「もやい音楽祭」というイベントのことを知ったのは・・・
たまたまネットで見つけたこのサイトは、「詩」に「曲」をつけて応募するといった私の趣味にぴったしのものでした。
「もやい音楽祭」は毎年1回、水俣市で開かれています。
この「音楽祭」の趣旨は、水俣病で市全体が病んでしまった状態の再生です。
「もやい音楽祭」と名付けられています。
「もやい」とは「もやう」という「船と船をつなぎ合わせる」という意味からきています。
「ばらばらになってしまった心のきずなをもう一度つなぎあわせる」という意味を込めて、水俣病被害者が提唱し広まった言葉だそうです。
「もやい音楽祭」は2008年から始まりました。
サイトには水俣病患者の方や障がいがある方が作られた「詩」がいくつか掲載されており、そのどれか1つに曲をつけて応募する旨が書かれていました。
入賞すれば6月に市の文化会館で開かれる「音楽祭」で披露されます。
応募できるのは、九州に住んでいるのが条件だったように記憶しています。
そのサイトに掲載されていた「詩」の全部に目を通しました。
感動的な「詩」が多かったのですが、その中の1つに「曲」に乗りやすいなと思った「エンジェル」という詩を見つけたので、それを選んで「曲」をつけてみました。
「作品」は、宅録してCDに焼き付けて送る、というものです。
当時はまだ宅録を始めたばかりで技術的にも未熟で、「ボーカル」も下手くそで、とても「人に聞かせる」ような代物ではなかったのですが、「曲」で入選すればいいなという期待を込めて、応募しました。
案の定、結果は「落選」。
「詩」と「メロディ」のマッチングが今でも気に入っていて、どうしても捨てきれず、再度「宅録」に挑戦してみました。
「いい出来だなあ!」と感心しているのは私だけでしょうか。
よく聞くと「あら」が目立つなあ、もう1回「録音」し直しますかね。
でも、最後に残る問題は「ボーカル」。「ボーカル」さえよかれば「アレンジ」も何もいらないのに・・・