Band in a box は楽器が弾けなくても「宅録」ができる魔法のようなソフト

Band-in-a-Box はプロ、アマチュアを問わず、世界中のミュージシャンに親しまれている自動作曲・伴奏生成ソフトです。

使い方は実に簡単!基本のスリーステップであっという間に伴奏が自動生成されます。
  ステップ1. コード記号を入力
  ステップ2. 音楽スタイルを選択
  ステップ3. 演奏ボタンを押す


これだけで、想像以上の音楽が完成する魔法のようなソフトです!

私が購入したのはバージョン22ですが、現在のバージョンは27。短期間でこれ程バージョンを上げるということはかなり頑張っている証拠です。

PGmusic Band in a Box 27 Windows版 BasicPAK バンドインアボックス 自動作曲ソフト PGミュージック

<「Band in a box」の基本的な使い方>

Band in a box を立ち上げると次のような画面が開きます。

ご覧のようにたくさんのボタンが付いています。それぞれに機能があるということですが、よく使う機能は次の3つです。

  • 左上は「メイン」となる部分。「スタート」「ストップ」「一時停止」のボタン、「スタイル」を選ぶためのボタン、MIDIやオーディオファイルの「保存」のボタン、「テンポ」や「キー変更」「小節数」が変更可能
  • 右上の部分は「ミキサー」、音量、パン、ソロ、ミュートなどの設定
  • 下方の空白、ここに入力された「コード」と選択された「演奏スタイル」に従って、演奏

左上の「メイン」となる部分 Band in a box のさまざまな機能がここに集約されています。

しかし実際に使用する基本的な機能は赤で囲った部分で十分でしょう。

私の場合だと
① コード入力② テンポ・キー・小節数③ メロディ・ソロ(イントロなど)
④ 演奏スタイル(MIDIトラック)⑤ MIDI保存

さらに、①②③はそのままで、
④ 演奏スタイル(リアルトラック)⑤ オーディオ保存

以上のような流れで、「MIDIファイル」と「オーディオファイル」を作成して、「Band in a box」を終了させます。
③の「メロディ・ソロ」の楽譜作成と、④のスタイル」を決める作業は「ああでもない・こうでもない」で、かなり時間がかかります。(でも、一番楽しい)

STEP1 <コード入力>

「コード入力」画面に演奏させたい曲の「コード」を入力します。一番左の列は選択した「スタイル」によって、「サビ」の部分等で演奏を変えたりするときに使います。「コード入力」にもいろいろな装飾があり、「G...」は音を「ジャーン」と伸ばす記号で、「^Dm」は8分音符で前にプッシュさせる記号です。その他、「拍子」を変えたり、「ブレイク」を入れるのもこの画面で行います。

STEP2 <テンポ入力・キー変更>

次の作業は、「テンポ」と「キー」を決めることとです。私の場合、「Eb」の曲でも「C」で「コード」入力して、あとから「Eb」に変更します。そのほうが「コード」を書きやすいからです。

一番左の「コード」をクリックすれば、好きな「調」に変えることができるし、「テンポ」をクリックすれば好きな速さに変えることができます。私の場合、「コーラス」を「1」にして、どんなに長い曲でも「繰り返し」がないように「コード」を書きます。そして最後の「小節」の番号を「終了」に入力します。

STEP3 <Melody と Solo の入力>

パーティションをクリックすると、

このような画面に切り替わり、

上部を拡大すると、このようなボタンが配置されています。

中央右にあるボタン、「B」、「D」、「P」、「G」、「S」、「M」、「S」はそれぞれ「ベース」、「ドラム」、「「ピアノ」、「ギター」、「ストリングス」、「メロディ」、「ソロ」の各パートの楽譜が表示されます。

左側にあるこのアイコンをクリックすれば「音符入力」が可能になります。「メロディ」にメロディをいれたり、「ソロ」に「イントロ」等を書き込むことができます。また、「MIDI」の場合、例えば自動で出力された「ベース・ライン」を書き換えたりもできます。実際、この作業はしなくても差し支えありません。

STEP4 <演奏スタイルを選ぶ>

続いて、「演奏スタイル」を選びます。私が購入した Band in a box (EverythingPAC)には膨大な数のスタイルが収録されています。「MIDI]スタイルが約5000,リアルスタイルが2000以上。その中から気に入ったものを1つ選ぶのですから、気が遠くなるような作業です。

「スタイル」をクリックすると、下のような画面が現れます。

幸いにも、膨大な数の「スタイル」は「ジャンル」毎に表示されます。私の場合、主に「カントリー(バラード)」の中から選ぶことが多いので、それだと約200のスタイルに絞られます。「演奏スタイル」には「MIDIスタイル」と「リアルスタイル(オーディオ)」があり、私の場合、必ず「MIDIスタイル」を先に選択して、「各パート」の「MIDI」保存をしておきます。その後、「演奏スタイル」を「リアル・トラック」の中から選び、気に入った「ギターの演奏」や「ベース・ライン」があれば、その「オーディオ・トラック」も「オーディオ・ファイル」として保存しておきます

STEP5 <「MIDIトラック」と「オーディオ・トラック」の保存>

メイン画面上部にある、「MIDI保存」と「オーディオ保存」で各トラックの保存をします。

まず、「MIDI保存」をクリックして、現在読み込んでいる「MIDIトラック」を各パート毎に分けて保存します。 「ディスク」をクリックすると、「ソングファイルを保存」のウインドウから、「ファイル名」と「保存場所」をきめて「保存」を押します。

「オーディオ保存」をクリックすると、次のような画面が現れます。

まず、「選択(E)」をクリックして、保存先を指定します。
続いて、「オーディオ変換ーWAV」をクリックすれば指定した場所に、パート毎の「WAVファイル」が作成されます。ここまでの作業で Band in a box は終了です。

<最後に>

Band in a box にはこの使いみち以外にも、多くの機能があります。自動で作曲してくれり、曲のイントロを作成してくれるなど、ありがたいものもありますが、作曲やアレンジは自分でやったほうが数倍楽しいと思っているので、まったく使いません。Band in a box の基本である、入力された「コード」に対して、「ベース」「ドラム」「ピアノ」「ギター」「ストリングス」で演奏するという作業が、私にとってはとても助かるのです。特に、「ドラム」は重宝しています。そしてこれは、「宅録」の第一段階です。



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