本当の愛とは?

ドイツの有名な作曲家、フェリックス・メンデルスゾーンの祖父にあたるモーゼス・メンデルスゾーンは決して「ハンサム」ではなかった。

かなり背が低い上に、グロテスクな「せむし」だった。

ある日、彼はハンブルグに住む商人を訪れた。その商人にはフルミーテという名前の美しい娘がいた。

モーゼスは彼女をどうしようもなく好きになったが、フルミーテのほうは彼の「奇形」のことで彼の好意を拒絶していた。

ハンブルグを去る時がきた時、モーゼスは勇気を振り絞って、二階の彼女の部屋に上り、彼女と話す最後のチャンスを持った。

彼女はこの世のものとは思えない程の美人であったが、彼を見ようとしなかったことで、彼に深い悲しみを引き起こした

何度か会話を試みた後、モーゼスは恥ずかしそうに言った。「結婚は神の思し召しによるものだということを信じますか?

はい。」彼女は答えた。まだ床を見つめたままです。「あなたは?

もちろん信じます。」彼は答えた。「男は生まれるときに、どの女の人と結婚するのかを神が告げます。私が生まれたときも、私の花嫁が誰かを私に示されました。その時に神は付け加えられました。『しかしあなたの妻になる人はせむしですよ。』」

その時、即座に私は叫びました。『神さま、せむしの女性は悲劇です。どうか、そのコブをわたしにください。そして彼女を美しくしてあげてください。』

その時。フルミーテは彼の眼を見て、何か深い記憶に心を動かされた。彼女は手を差し伸べて、メンデルスゾーンの手を取りました。彼女は後に、彼の献身的な妻となったのです。

彼女は自分の「物差し」で人を見ていたことに気づいたのです。

何不自由もなく、美貌の持ち主は、そのことを当然のこととして受け入れ、自分が物差しの「基準」だと思い込みます。

その物差しで人を見るから、「嫉妬」や「軽蔑」、「差別」が生まれるのです。

「真実の愛」はそのような自分中心の「物差し」を取り除くことによってのみ、見えてくるのです。

ヒロシ
そうの?

そうではなかった

I looked at you and smiled the other day
先日、私はあなたを見て、微笑んだ。

I thought you'd see me but you didn't
あなたも私を見てくれると思ったけど、そうではなかった。

I said "I love you" and waited for what you would say
「あなたを愛しています。」と言って、あなたの返事を待った。

I thought you'd hear me but you didn't
あなたは私の声を聞いてくれていると思ったけど、そうではなかった。

I asked you to come outside and play ball with me
私はあなたに、表でボール遊びをしようと言った。

I thought you'd follow me but you didn't
あなたはついて来てくれると思ったけど、そうではなかった。

I drew a picture just for you to see
私はあなたのために絵を描いた。

I thought you'd save it but you didn't
あなたはそれを受け取ってくれるだろうと思ったけど、そうではなかった。

I made a fort for us back in the woods
私は森の中に「砦」を造った。

I thought you'd camp with me but you didn't
一緒にキャンプしてくれるだろうと思ったけど、そうではなかった。

I found some worms 'n' such for fishing if we could
「魚釣り」のために、虫を見つけた。

I thought you'd want to go but you didn't
あなたも行きたがると思ったけど、そうではなかった。

I needed you just to talk to, my thoughts to share
一緒にお話をして、気持ちを伝えたかった。

I thought you'd want to but you didn't
あなたもそうしたいのだろうと思ったけど、そうではなかった。

I told you about the game hoping you'd be there
あなたに側にいて欲しくて、ゲームのことをあなたに話した。

I thought you'd surely come but you didn't
あなたはきっと来てくれるだろうと思ったけど、そうではなかった。

I asked you to share my youth with me
子供のころの話をあなたと分かち合いたかった。

I thought you'd want to but you couldn't.
あなたもそうだろうと思ったけど、あなたにはできなかった。

My country called me to war, you asked me to come home safely.
私の国が私を戦争に呼んだ。あなたは私が無事に戻ることを望んだ。

But I didn't.
でも、私はそうではなかった。

~Stan Gebhardt~

散文のようでもあり、「詩」のように、きちんと「韻」を踏んでいます。

友達になろうと、神様に一生懸命問いかけています。

でも、神様は一切返事を返しません。本当に神様は存在するのでしょうか。

このエピソードの最後のように、国が私を戦争に駆り出したとき、神様は私が無事に帰ることを望んだにもかかわらず、私は帰らなかったのです。

このエピソードを通して1つ言えることは、神様は戦争の愚かさや、時間の無駄遣いを戒めているのかもしれません。

失敗をおそれないで

You've failed many times, although you may not remember.
あなたは覚えていないでしょうが、あなたはこれまでに何度も失敗を繰り返してきたのです。

You fell down the first time you tried to walk.
あなたが初めて歩こうとしたとき、何度も倒れました。

You almost drowned the first time you tried to swim, didn't you?
あなたが初めて泳ごうとしたとき、何度も溺れそうになったでしょう?

Did you hit the ball the first time you swung a bat?
初めてバットを振ったとき、ボールに当たりましたか?

Heavy hitters, the ones who hit the most home runs, also strike out a lot.
ホームランを量産する選手は、三振もたくさんしています。

R. H. Macy failed seven times before his store in New York caught on.
R.H.Macy(アメリカでメーシーズという百貨店を数多く運営している)だって、ニューヨークの店がはやる前は7回も失敗している。

English novelist John Creasey got 753 rejection slips before he published 564 books.
イギリスの小説家、ジョン・クリーシー(28の異なるペンネームを用いて600以上の長編小説を書いた)も564冊の本を出版する以前は753回も原稿を送り返されている。

Babe Ruth struck out 1330 times, but he also hit 714 home runs.
ベーブルースは1330回三振したけど、714本のホームランを放っている。

Don't worry about failure.
失敗を恐れないで。

Worry about the chances you miss when you don't even try.
それより、やろうとせずにみすみすチャンスを逃すことのほうを心配したほうがいいよ

~ Wall Street Journal ~

役割-その果たし方

人生のある時期で失望したとき、私はいつも息子のジェイミー・スコットのことを考える。

ジェイミーは学校の劇で何か「」をもらおうとしていた。

母親は「彼は劇に出たいと一生懸命だけど、選ばれそうにないわ。」と、私に言った。

」が発表される日に、私と母親は、放課後、彼を迎えに行った。

ジェイミーは目を輝かせて、自慢げに興奮して、彼女のところに急いでかけ寄ってきた。

「ねえ、ママ。」彼は大きな声で言った。そして私にとって教訓となるこの言葉を言った。

ぼく、拍手と声援する役に選ばれたよ。

~ Marie Curling ~

世の中にはさまざまな「職業」があり、それぞれに「役割」が与えられています。

その役割に、「重要な役割」とか「軽い役割」とかはない、と考えるほうが正しいのです。

例えば「劇」で、「主人公」の役割と「その他大勢」の役割とでは「主人公」の役割のほうがはるかに「重要」だと思っているのですか?

例えば「会社」で、「社長」と「社員」では「社長」のほうが「重要」だと思っているのですか?

そんな時に、この短いエピソードを思い出してください。

勇気

勇気とは恐怖に立ち向かうことであり、恐怖を支配することであり、恐怖が全くないことではない。~マーク・トウェイン~

以前、私がスタンフォード病院に勤めていたとき、めったにない重い病気にかかったリザという女の子を知るようになった。

彼女が助かる見込みは彼女の5歳になる弟からの輸血だけだった。

弟は奇跡的にも同じ病気から回復しており、その病気と闘うのに必要な抵抗力を体内に持っていたのだ。

医者は弟にその状況を説明し、姉に自分の血液を与えてもいいかどうかを尋ねた。

私は彼が少しためらって、深く呼吸をして、「いいよ。リザを救えるのだったら、ボクはやる。」と言うのを聞いた。

輸血が始まって、彼は姉の横のベッドに寝て、ほほ笑んだ。

輸血が進み、姉のほほに色が戻るのが見えると、弟の顔は青白くなり、笑みが薄れていった。

弟は医者を見上げて、震える声で尋ねた。

「ボクはもうじき死ぬの?」

幼かったので、少年は医者の話しを誤解していたのです。

彼は自分の血を全部あげなければならないと思っていたのです。

      ~ ダン・ミルマン ~

勇気とは、「物事をよく考える臆病な人」が持つ決意のことだと思います。

何も考えずに突進することでも、「失敗してもともと」と考えて、行動に移すことでもありません。

「初めてのこと」は誰でも怖いものです。

でも、その恐怖を理解して、あらゆることを考えて、最後に「その恐怖」に立ち向かっていく決意を「勇気」と言います

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