こんにちは、ダコーダです。ずっと以前・・・
私は、とある「塾」で英語の講師をしていました。
その塾の飲み会で、他の先生から「先生はどんな作家を研究をなさっているんですか?」と、聞かれたことがあります。
そんなとき、『ヘミングウェイ』とか『サマセット・モーム』を少々、と答えると良かったのかも知れませんが・・・
<塾の同僚との会話>
(かなり動揺して、少しどもっています。)
(急にバカにした様子で)
(完全にバカにしきっています。)
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「クマのプーさん」を「絵本」だと思っている人がとても多いですよね。
「クマのプーさん」は子供のために書かれた童話であるのは、間違いないのでしょうが、子供が読むにはかなり難しいと思うよ。
他の「童話」も、もともと子供に向けて書かれているのではありません。大人が読んでも耐えられるように書かれています。
確かに、「クマのプーさん」は動物同士が会話をし、ハッピーエンドで物語が終わります。
安心して子供に読み聞かせるにはいい本だと思います。
シェパード氏の「挿絵」も素晴らしいので、「絵本」にするのもいいでしょう。
でも、結論から言うと、「クマのプーさん」は原書で読むべきです。
A.A.ミルンの文章で自然を描写している部分など、ぜひ原書で味わって下さい。
プーさんや、その仲間たちの、ちょっとした仕草、可愛さ、も原書で読まなければ伝わらないと思います。
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「クマのプーさん」は私の愛読書です、という方とお会いしたいと思っています。
<『プーと大人になった僕』>
<字幕>版『プーと大人になった僕』を観てきました。
2018年9月14日(金)
映画「プーと大人になった僕」が日本で公開されます。
私は久留米に住んでいますが、久留米にも映画館はあります。久留米の近くでは筑紫野や佐賀市にも映画館はあります。でもどの映画館も<日本語吹き替え>のみの上映です。
どうしても<字幕>版を観たくて、今日は「キャナル・シティ」までやって来ました。
普通、どの映画も<字幕>版と<日本語吹き替え>版があるのに、「プーさん」の映画だけどうして<字幕>版ではなく、<日本語吹き替え>版のみの上映なのでしょうか。
「プーと大人になった僕」はディズニーのアニメ・キャラクターの実写版なので、観に来るのは子供ずれの親子が多いとでも思ったのでしょうか。
<字幕>版で観れるのは「キャナル・シティ」のみでした。
今日は初日でしたが、親子で鑑賞している姿は見かけませんでした。
「映画」はプーとクリストファー・ロビンとのお別れのシーンから始まります。
これから「何もしない」ことができなくなるクリストファー・ロビンは、100歳になっても、ここで会うことを約束しますが、学校を出て、大人になり、戦争を体験したり、大企業に就職、結婚と、忙しい毎日で「プーとの約束」はすっかり忘れています。
会社では、クリストファー・ロビンの担当の「旅行カバン」の売れ行きが悪く、その対策を迫られており、そのために「家族との触れ合い」を犠牲にしなければなりません。
そんな時に、偶然プーと再会します。プーはいなくなった仲間たちを探していました。クリストファー・ロビンはもう以前の自分とは違うと言いながらも、一緒にプーの仲間たちを探しに、「100エーカーの森」に帰ります。
そして、そこで・・・
映画では、「プーさん」の本の中のエピソードが随所に出てきます。プーのかわりに今度はクリストファー・ロビンが穴に詰まったり、ヘファランプを捕まえるためのワナに落ちたり、アウルの家が再び倒れていたり、イーヨーが川に流されていたり・・・
でも、この映画の中のプーさんはどこか淋しそうに見えます。クリストファー・ロビンとの距離があまりにも離れてしまっているからでしょう。
プーとクリストファー・ロビンが並んで座っているラスト・シーンで、プーさんは「ひとときの安らぎ」ひたって、クリストファー・ロビンに寄りかかっているようでした。
<キャナルシティの噴水ショー>
映画館を出ると、記念写真が撮れるようなスポットがありました。表に出ると、「噴水ショー」の予行演習をやっていました。暗くなって、ライト・アップしたらきれいだろうな。