つい最近、BSの「プレミアム・シネマ」で「追憶」という映画を見た。

タイトルは『The Way We Were』で、映画の冒頭に同じタイトルの「曲」が流れる。

何度聴いても、いい曲だと思う

思い出が私の心の片隅を照らしている
淡い水彩画のような私達の思い出が

散りばめられた写真には私達が過去に残してきた微笑み
思い出のためにお互いに交わしあった微笑み

あの頃はすべてが単純だったのかしら
それとも時が物語を変えてしまったの
もしやり直せるチャンスがあれば
そうする?
私達にできるかしら?

思い出は美しいのだろうけど
思い出すには辛すぎるものよ
私達は単に忘れる方を選ぶのね
だからいつだって思い出すのは笑顔なの
二人がいたあの頃を

 

『The Way We Were』というのは「私達が以前そうだった様子」というのが直訳で、「過去の私達」のことです。

「追憶」という邦題がついていますが、いい訳だと思います。

この詩のなかで、私が好きな箇所は後半の部分です。

二人で過ごしたあの頃を思い出すと、楽しいことばかりが浮かんできます。

辛いこともたくさんあったはずなのに、辛いことはすっかり忘れてしまっています。

確かに、時の流れが物語の「あらすじ」を書き換えてしまったのでしょうね。

 

過去を振り返ると、本当は「辛い」ことのほうが多かったと思います。

忘れようとしても忘れられない辛い思い出がたくさんあります。

それでも「時の流れ」というのは「優しい」存在で、辛い思い出を「楽しい思い出」に変えてくれるとは思いませんか?

この『The Way We Were』という詩を読むと、いつもそのことに気付かされます。

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