ドレミの歌は「ドレミ」の音階を別の「単語」に言い換えられています。

「Do」は「Doe(牝鹿)」
「Re」は「Ray(光線)」
「Mi」は「Me(私)」
「Fa」は「Far(遠い)」
「So」は「Sew(縫う)」
「La」は「La(そのまま音階)」
「Ti」は「Tea(お茶)」

日本では「Si(シ)」と表記しますが、アメリカは「Ti(ティ)」です。

「So」と「Si」が同じSの音で間違いやすいからだと聞いています。

 

ほとんどが「同音異義語」ですが、

「Re」だけは「Ray」となっています。

「Re」に対する「同音異義語」がなかったので、似たような音の「Ray」を使ったのでしょう。

もう一つ、

「La」に対する「同音異義語」もありません。

そこで、わざと、そのまま「音階」を使って、

La, a note to follow So
(「ラ」は「ソ」に続く音符)
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That will bring us back to Do.
(それが私達を「ド」に戻してくれる)

音階の「So」と「Do」で韻を踏ませています。

最後の行の、That will bring us back to Do の部分が先にできていたのかもしれませんね。

このような「歌詞」の流れで、音階の「So」「La」「Do」をうまく使っているところが、ちょって「シャレ」ています。

 

この歌は、随分と昔に聞いた歌でした。

何度聞いても、「ドレミファソラティド」としか聞こえません。

「シ」が「ティ」に聞こえるのです。

 

「音階」の「Si」は「Ti」でもいいと学んだのは、随分あとになってからです。

Tea, a drink with jam and bread
ティー、ジャムをつけたパンといっしょに飲む「飲み物」

学校では、bread and butter(パンにバターを塗ったもの)という語を、

bread'n butter と短く「1語」にして使う、と習ったのですが、

この詩を読んで、jam and bread と反対にしてもいいんだなとと気づきました。

でも、この詩の場合、わざと入れ替えているのでした。

Sew, a needle pulling thread
Tea, a drink with jam and bread

thread と「韻」を踏むように jam and bread と逆にしたのだと思います。

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