不謹慎かもしれないけど、「お葬式」は明るく楽しく、何度でも行きたくなるようなものがいい。少なくとも、ボクの「お葬式」はそうして欲しい。

儒教思想が強い日本では、お葬式というのは「あの世から使者が迎えに来て、亡くなった人の魂を導いてくれる、残された者は粛々としてそれを見送る」という儀式なので、荘厳な飾りを施し、「お香」で体を清め、お坊さんの「お経」の中で、各自が「故人」とお別れをするというのが一般的です。

 

私の「妻」は53歳で病死しました。

「葬儀」は専門の業者の式場で行ない、業者に式の進行を任せる形を取りました。「式」の途中、司会の方が「千の風」という詩を朗読されたことを覚えています。

「私のお墓の前で、泣かないでください。私はそこに眠ってはいません。」という「詩」です。

当時はまだ、「千の風になって」という歌は流行っていませんでした。

私は今でも、その「詩」を「妻が私に引き合わせてくれたもの」として、私の心に残しています。

 

でも、私の「葬儀」は「しんみり」は必要ありません。明るく、楽しく、やってもうらいたいものです。

「 Men In Black(喪服を着た男たち)」っていう「映画」もあるし、葬儀の服装は、世界中だいたい「黒」と決まっていますが、「普段着」でかまいません。

 

西洋の「葬儀」はドラマや映画で観る限り、かなり「質素」で、教会で簡単な「式」があり、その後は、親族や知人が集まって、「パーティ」が開かれていたり・・・

故人を想う心を忘れずに、これからを明るく前向きに受け止めようとする意識が伺われます。

死というのは、あくまでもプライベートなことで、各自が心の中で「故人」を追悼するものであると思うので、「葬儀」に駆けつけてくれなくてもいいのです。
哀悼の気持ちは、各自でそれぞれが「心の中」に花を植えてくれば、それでいいと思っています。

 

そんな訳で、私の「お葬式」では、明るく、楽しく、賑わってください。

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